2016インターナショナルスクール運営事業
主催/北上市、一般社団法人 北上市国際交流協会
共催/北上市教育委員会
協力/岩手大学教育学部英語科
イングリッシュパーク
小学校4年生から中学生まで3コース設定、それぞれ全20回を平成28年6月から平成29年2月の土曜日に開催しました。
時間 | 対象 |
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10:00〜11:00 | はじめてクラス(小学4〜6年生) |
11:30〜12:30 | おもてなしキッズクラス(小学4〜6年生) ※2015年度受講生 |
14:00〜15:00 | 中学生 |
講座内容
2015年度に第一回目の本事業開設のために、岩手大学教育学部英語科教授 山崎友子先生と同じく准教授 ジェームズ・ホール先生のご協力によりカリキュラムを作成していただきました。文部科学省の「グローバル化に対応した英語教育改革実施計画」のCEFR(Common European Framework of Reference for Language:ヨーロッパ言語共通参照枠)をもとに、北上市内小・中学校の英語教育担当教師から実態の聞き取り調査を行い、その結果、岩手大学が作成した北上版モジュール構成によるカリキュラムを実施できました。
2016年度はこのカリキュラムを基盤にし、また前年度の事業の成果と反省をもとに、担当の講師(北上市教育委員会所属ALT:ロナルド・リオーネⅡ先生とケビン・プライス先生)が、さらに充実した内容の北上版カリキュラムを作成しました。2015年度の成果にならい、それぞれのモジュールの最後のクラスではテーマごとに何か「成果物」が出来るようになるというゴールが設定されています(学年により、多少難易度に違いがあります)。 モジュールのテーマは下記の通りです。
- モジュール1 「食べ物と飲み物」
①自作の英語メニューを作り、レストランの注文ができる - モジュール2 「スポーツと楽器」
①スポーツ・楽器に関する単語と「できる/できない」の表現練習 - モジュール3 「クッキング」
①材料や調理器具などクッキングのための単語練習。調理工程を確認
②実際に「グリルドチーズサンドイッチ」を作ってみる - モジュール4 「紹介」
①家族や友達を紹介する
②北上市のお気に入りの場所を紹介 - モジュール5 「買い物」(「おもてなしキッズコース」のみ)
①値段の言い方、値段の聞き方の練習
②売り手、買い手の役になり買い物を実践 - モジュール6 「海賊船バトル」
①海賊船を操作する表現を学ぶ
②海賊船バトルで英語を使ってチーム戦。講師チームとも対決 - モジュール7 「復習と評価」
①これまでに学習したことを、ゲームをしながら復習・確認
イングリッシュスクエア
高校生以上を対象に全20回、平成28年6月から平成29年2月の土曜日に開催しました。
時間 | 対象 |
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18:00〜19:00 | 高校生以上の大人 |
講座内容
オックスフォード大学出版の「American Headway 1」のテキストを使用し学習。また、共通教材のテキストのみならず、様々な国の担当講師(北上市教育委員会所属のALTサヤ・ヤエガシ先生、ランディ・ハウザー先生、市内高校のALTマクレイ・マーティン・ダグラス先生、元ALTのチャド・ルイス先生、岩手大学大学院からリム・フエキ・ラリビ先生、エドウィン・ポルティージョ先生の6名)から英会話を学ぶ良い機会となりました。各講師は本事業のテーマに沿った内容で、趣向を凝らした英会話ゲームやクッキングなどのカリキュラムをもとに、多彩な活動を行い、実際に英語で考えて行動する場としました。
講師
このプログラムを進行するにあたり、下記の北上市教育委員会所属の外国人英語指導助手(A.L.T.)をはじめ、岩手大学大学院の研究生など大勢の皆さまにご協力いただきました。また、アシスタントには岩手大学教育学部英語科所属の学生の皆さまや2014年(平成26年)に北上市で開催された第18回アジアマスターズ陸上競技選手権大会にボランティア通訳として参加して頂いた方々にもご協力いただきました。
- 講師(順不同、敬称略)
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- ロナルド・レオーネⅡ (北上市教育委員会 ALT)
- プライス・ケビン・ジョン (北上市教育委員会 ALT)
- サヤ・ヤエガシ(八重樫 明) (北上市教育委員会 ALT)
- ランディ・ハウザー (北上市教育委員会 ALT)
- マクレイ・マーティン・ダグラス (専修大学北上高校 ALT)
- チャド・ルイス (元北上市教育委員会 ALT)
- リム・フエキ・ラリビ (岩手大学大学院 農学部研究員)
- エドウィン・ポルティージョ (岩手大学大学院 教育学部英語科研究員)
おもてなしキッズ/おもてなしサポーター
平成29年4月22日・23日の2日間、イングリッシュパーク、イングリッシュスクエアの修了生たちが、「北上展勝地さくらまつり」で外国からのお客さまをもてなす「観光案内ボランティア」として活動しました。
気軽に声をかけるきっかけとして、出身国を尋ね、世界地図上にシールでマークしていただきました。また展勝地のさくらに関するクイズ3問を出し、正解した方には国際交流協会オリジナルのバッジをプレゼントしました。アジア各国をはじめ「オーストラリア」「アメリカ」など、遠方からの訪問者にも会い、驚きとともに、英語を使って交流できたことの喜びを感じた参加者たちでした。
これまでの学習成果を実践する機会を得て、さらに意欲的になったおもてなしキッズ&おもてなしサポーターたち、さらなる活躍が楽しみです!